色聴者判定テストのページへようこそ
このサイトは、色聴という感覚について分かりやすく解説します。色聴は共感覚の一種です。
共感覚とは、「音を聞くとその音に対して色が見える」「色のついていない文字に色を感じる」「味に形を感じる」 などの『一つの知覚の刺激によって別の知覚が無意識に引き起こされる』感覚の総称です。
共感覚は、子供の頃に誰もが持っているが、大人になるにつれ、大部分の人がその能力を失うと言われています。
共感覚を持つ人はかなり少ないのすが、テレビで取り上げられたり、有名人が共感覚について語るなどしたため、一般的に知れ渡るようになってきました。
共感覚は比喩表現の一種であり、研究の対象ではないと考えられていましたが、fMRIやPET(どちらも脳活動の画像化手法) といった新しい検査法の発達により、科学的にその存在が明らかにされつつあります。
上記のページでは、共感覚や色聴についての簡単な解説を行っています。より詳細で科学的な共感覚情報を知りたい方は
こちらのページもご覧になってください。
『共感覚の詳細な解説』
共感覚者の方に、自分の感じる共感覚を表現した作品を制作していただきました。
言葉だけの説明よりもずっと分かりやすいと思います。
『共感覚作品一覧』
少しでも色聴という現象に興味を持たれた方は、ぜひほかのページも見てください。
このサイトでは、色聴能力を測るテストを公開しています。
このページの右側から選択できるので、時間があるときにでも受けてみてください。
もしかしたら自分の意外な才能が見つかるかも知れませんよ!?
共感覚面白ニュース
[12/01/11]音を聴くと色が見える:共感覚のクロスモダリティ - 関西学院大学 長田典子
2010年の「日本色彩学会誌 第34巻 第4号」に掲載された長田典子先生の論文です。
音を聴くと色が見える:共感覚のクロスモダリティ(PDFです)
論文と言っても、普通の読み物のように分かりやすい文章で書かれているので、一般の人が見ても面白いと思います。
「共感覚に関するおさらい」、「共感覚は何故起きるのか」等の簡単な解説から、
「女性に共感覚者が多いのは実は間違い(男女同数)なのかもしれない」、「共感覚は実は文化的な要因に影響を受けるのかもしれない」等の最新の研究結果まで、具体的な参考文献を挙げながら丁寧に解説されています。
2010年に出版されたものなので、情報の鮮度も抜群です。現在の共感覚研究の総まとめ、これを見ておけば間違いない共感覚情報の決定版…!、みたいな印象を受けました。興味を持った方はぜひ読んでみてください。
[11/11/03]高木正勝 - Girls
高木正勝さんというアーティストの映像作品です。
つい先日、共感覚者の知人が、「この作品を作った人も絶対共感覚者だと思う!」と絶賛していました。 「Wikipedia - 高木正勝」このページによると、 2009年のNewsweek日本版で、世界が尊敬する日本人100人に選ばれたすごい方のようです。
[10/03/12]Synesthesia
動画の説明いわく、色聴を持つ専門学校生の方が、自分が感じる共感覚を表現したアート作品のようです。
twitterで最近紹介したところ、色聴を持つ方から、「私の色聴と似ている!」という返事がたくさん流れました。 自分の色聴と違った方も安心してください。色聴は個人間で違っているのが普通ですので、これと違うからといって共感覚がないわけではないです。
[10/03/12]Synesthesia
共感覚をすごく分かりやすく解説した動画です。全部英語なのでちょっと敷居が高いですが、聞き取りやすい英語ですので挑戦してみるといいと思います。
字幕とか作ろうかなぁと思ったのですが、必要ですかね??
[10/03/12]Synesthesia
共感覚を用いたすごくユーモアのある動画です。
こんな風に音を味わえたらとても楽しそうですね。
[10/03/12]Lady GaGa talks about music and fashion, Singapore
歌手のLady GaGaさんが、自分の共感覚について語っています。
頭についているリボンは髪で作られているっぽいですが、地毛ですかね…?
[10/03/12]Synesthesia
女の子がすごく楽しそうに共感覚について語る動画です。誰なのかは不明です。笑
動画の説明文のリンク先には、「スピリチュアルとかヨガとかその他もろもろを用いて意識の拡大を目指す」的なことが書いてありました。一応書いておきますが、私はこのリンク先とは全く関係ないです。
[10/02/15]レーザーによる人工共感覚装置「スコアライト」
デジタルコンテンツエクスポ2009において、東京大学教授のアロバロ・カシネリさんが、
レーザーによる人工共感覚装置「スコアライト(score light)」というものを発表したそうです。
上の方にある装置で輪郭を検出してレーザーをだしているようですが、USBカメラとプロジェクタを使えば簡単に自作できそうですね。
今の時代は、発想さえあれば、既存のものを組み合わせて面白いことが実現できるとても良い時代だと思います。
独自の発想ってのがまた難しかったりするのですが…。
この装置が1つ残念なのは、共感覚とあんまり関係ないことでしょうか。
共感覚ってつけた方が興味を引きやすいんだろうし、一般の人にとっての共感覚ってこんなイメージなんでしょうけど、間違ったイメージが
つたわるのはどうなんだろうかとも思います。
この研究室は、研究結果の動画をwebで公開しているのですが、分かりやすくて面白いものが多いです。一見の価値ありだと思います。
このページの真ん中あたりに動画ページへのリンクがあります。
共感覚に関する新しい情報をどんどん載せていきます。
何か面白い情報をお持ちの方は、『問い合わせページ』の連絡先までご連絡ください。